誰か知る松柏後凋の心

たれかしる しょうはくこうちょうのこころ

被告人は弁護団の一プレーヤー

刑事事件の弁護人の『選び方』について,私が尊敬してやまない八田隆氏のブログ *1にこのような記載があります。

「高名な弁護士先生に全てをお任せしたい」という人もいれば、私のように「インフォームド・コンセントが重要。自分も弁護団の一員として機能したい」という人もいると思います。

無罪を勝ち得るために~冤罪と戦う方法 その6 「被告人ができること 各論(2) 優秀な弁護人を選ぶこと」 7/24/2014

私は,自分が事件に巻き込まれたとわかったとき*2,正直言って,これほど冷静に「弁護士をどうやって選ぶか」について考える余裕はありませんでした。知り合いに弁護士はいないし,そもそも逮捕されてもいないのに弁護士が必要なのか? すらよくわかっていない状況でした*3

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*1:2014年07月24日 - 「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

*2:私が事件を認知したのは,2014年2月の国循に対する強制捜査があったときです。

*3:もちろん,今はよく分かっています。弁護人は逮捕前から選任しておくべきです。そうでなければ,警察や検察のいいなりとなって事実と異なる調書がつくられてしまうことでしょう。

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