『サザン』のわけ
私(桑田)が2014年11月に逮捕,同年12月起訴された事件は,「国循不正入札事件」「国循入札情報漏洩事件」などと呼ばれることもあるようですが,私は,これを『国循サザン事件』と呼んでいます。
これは,冤罪被害者の支援をしておられる,「#検察なう」の八田隆さんに,
「事件に名前をつけましょう」
とご提案いただき,私が「『サザン』を入れたい」と八田さんに申し上げ,その後,二人のやりとりのなかで,今の名前に落ちついたものです。
私と八田さんの出会いについては,こちら↓に詳しく書いてあります。
#検察なう (535) 「特捜に正義はあるのか~国循官製談合事件、いわゆる「国循サザン事件」(1)」 4/23/2016 - 「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン
では,なぜ,私が「サザン」にこだわったのか。
それは,大阪地検特捜部で,私の事件のコードネームが「サザン」であったと思われるからです。私が取り調べを受けているとき,検事の手持ちファイル,部屋に置かれたファイル,いずれの表紙にも「サザン」の文字がありました。私は,初めのうちはなんのことかわからなかったのですが,そのうち,どうやらこれがあの人気バンド「サザンオールスターズ」の「サザン」であるらしいことに気づきました。なぜなら,サザンのリーダーは桑田佳祐さんで,私と同姓だからです。
特捜では,常に,事件にコードネームをつける習慣があるのかどうかわかりませんが,彼らの感性からすると,人の目に触れるようなものに被疑者や関係者の名前をそのまま出すのがためらわれるのだと思います。上述の八田隆さんによると,
実に、検察らしいセンスなのではないでしょうか。
とのことです。
国循官製談合事件,いわゆる国循サザン事件について知りたい方は,こちらのサイトをごらんください。↓