誰か知る松柏後凋の心

たれかしる しょうはくこうちょうのこころ

第3回『国循サザン事件』公判を終えて(本人感想)

昨日の公判は無事終わりました。わざわざ傍聴に来て下さった皆様,Facebookで応援してくださった皆様,ありがとうございました!

今回の証人である調達責任者の西田氏の証言は,私が想定していたものよりもかなり「トーンダウン」していました。

ブログを途中から読み始めた方のために:この事件は,私が官製談合防止法違反という無実の罪の疑いで起訴され被告人となり,現在,大阪地裁で裁判が行われている事件のことです。詳しいいきさつは,「支援する会」のブログ

https://southerncase.shig.org/

をご覧下さい。

 私は事前に彼の供述調書を読んでいるので,実際,そこに書かれていたような「とんでもないこと」を証言するのではないかと心配していた部分があったのですが,やはり法廷に立つとあからさまなウソは言えないのでしょう。

彼の供述調書は,弁護側はすべて不同意にしており,裁判官の目には触れません。もし同意していれば,彼は証人として法廷に呼ばれることなく,調書に書かれていることが,そのまま,彼の話したこととして扱われていたでしょう。このようなことからも,調書の重要性がおわかりいただけると思います。

私がとくに印象的であったのは,彼が,情報統括部(私の所属部署)に“協力を求めた”という表現を多用していたことでした。「協力」であれば,本来の責任は依然彼にあり,私に責任を押しつけるものでない,と言いたいのは明らかです。ただ,それを受けて検察官が「情報統括部が作成した」「情報統括部が審査した」などと言い換えを試みて,再質問していたのには閉口しましたが・・・。

また,今回,彼は「わからない」という発言が多かったように思います。検察も,私に責任があるかのように思わせるために,それを言わせようとする意図があったように思いました。彼はなにもわからないままに仕事をする人間ではないので,なにがわかっていて,なにがわからなかったのか,そしてそのことが入札の公正性にどのような影響を与えたのかを明確にしないといけないな,と思いました。

次回および次々回は,弁護側からの尋問になります。西田証言のうち,事実でない部分はしっかりと潰し,こちらの主張を明確にしていきたいと思います。

次回は6/15(水)13:10~です。もしお時間がありましたら傍聴にきていただけると励みになります。

よろしくお願い申し上げます。

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(写真:Three Sisters, Alberta, Canada)

 

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