勾留生活でいちばんつらかったこと
今回は,いったん『国循着任直後に直面した課題シリーズ』を離れて,別の話題で記事を書きます。
ブログを途中から読み始めた方のために:この事件は,私が官製談合防止法違反という無実の罪のかどで起訴され被告人となり,現在,大阪地裁で裁判が行われている事件のことです。詳しいいきさつは,
国循サザン事件―0.1%の真実― | 国循官製談合事件の容疑者として起訴された桑田成規さんを支援します
をご覧下さい。
私は『国循サザン事件』で無実の罪の疑いをかけられ逮捕され,大阪拘置所に24日間勾留されました。勾留開始とほぼ同時に接見禁止処分に付され,弁護士以外との面会はできない状況でした。
続きを読むとにかくモノが足りない!【国循着任直後に直面した課題(電子カルテ導入作業)シリーズ④】
国循の情報システムを管理する部署の仕事とは
今回は,私が国循でどのような仕事をしていたか,について簡単に書きたいと思います。
私は国循において,医療情報部長と情報統括部長という職にありました。(ついでに図書館長もしていましたが,それはおいておきます)
情報統括部は,病院を含め,研究所その他国循全域で利用する情報システム*2を管理する部署です。
下の図は,私が2013年4月に作成した組織のイメージ図で,当時,国循のホームページに掲載されていたものです。
*1:JUNHIS(ジュニス)と呼ばれていました。循(JUN)+Hospital Information System。
*2:NCVCネットワークと呼ばれていました。NCVCは国循の英語表記の略名です。
私が国循で働くようになったわけ
平成23(2011)年8月上旬ごろ、私は、当時の上司である松村泰志先生(大阪大学医学部附属病院医療情報学講座教授)から教授室に来るように言われました。
そのころ,私は,平成23年3月から松村教授の下で准教授として仕事を始めたばかりの時期でした。松村教授の主宰する研究室は私の出身母体であり,ある程度勝手はわかっていたつもりだったのですが,学位取得後,私は他大学の教員を7年ほど務めていましたので,そのころは,知らぬ間に大きく変わった阪大の病院情報システムのことなどを勉強したり,大勢いる同僚たちとコミュニケーションしたりするのに,まだ慌ただしさの残る時期でした。
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